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□ あえて、西側に開いた木造住宅です。 この敷地の西側に、自然が造った「石灰岩とソテツの素晴らしい緑景」がありました。 美的感覚の優れたクライアントは、この緑地に手を加えることで、美しい庭になると 確信し、夏の日差しの厳しいこの地で、あえて、西側に開いた住宅を建てました。 住宅とは、教科書通りに南に開くのではなく、その敷地にしかないものを見つけ出し、 時に、それと共に存在するものだと、この住宅を通して学びました。 現在、住宅は、美しい庭と一体化され、ゆったりとした環境の中に存在しています。 □ 風の道 あえて、大きな開口部を西側に開き、緑景を見ながらも、『室内へ入り込んだ暖気を 外部へ戻す』ことはできないか・・・考え、『風の道』が、生まれました。 『風の道』とは、住宅の両側の妻面上部に「開閉可能なアルミガラリ製ルーバー」を 設置し、そのルーバー間を「木製ルーバーの筒」で連結し、それに対して各部屋が、 接続しています。各部屋で発生した暖気は、この『風の道』を通って、常に外部へ、 排出し、自然なエコ環境を造っています。 □ 1995年 木造 平屋 鹿児島県大島郡喜界町
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